Goodbye CCIE

今月、CCIE(Routing & Switching)を失効します。 現在は開発者としてネットワークに携わっているものの(自分でパケット書いたり)、既にシスコ機器を触らなくなって久しいので、更新しない道を選択しました。 少し寂しい気もしますが、今の私にとっては更新試験を受ける時間より、コードを書く時間の方が価値があります。 手放すには十分な理由でした。

CCIEの取得まで、3回ラボ試験を受験しました。 最初に受験したのは社会人になる前です。 19歳の時(2008年)で、慣れない東京にドキドキしながらラボを受験したことを今でも覚えています。 結局合格はしませんでしたが、意外と良い線いってました。 悔しかったけど、今思えば合格しなくて良かったと思っています。 技術はあったとしても、エンジニアとしては成立していなかったからです。 それから2011年、2014年に受験し、最終的に25歳の時に合格しました。 気が向いたらチャレンジするスタイルだったので、少し間が空いてしまいました。

広大な試験範囲を勉強するのも辛かったけど、同じくらい辛かったのは資金繰りでした。 筆記+ラボの受験料で25万くらい飛ぶ上に、機材や書籍も色々揃えないといけません。 学生の時は奨学金で資金調達していました。 社会人になってからも殆ど自費で戦っていた上に貯金ができるタイプではないのが災いして、受験料をキャッシングで捻出するような頭おかしいこともしていました。 最終的に、合格までにトータルで百数十万くらい投資したと思います。 でも、きっとペイできてるはず。

取得が2014年、失効が2018年なので保持期間は4年間です。 結果的に短い付き合いとなりましたが、CCIEを取得したことで開発サイドで生きていく覚悟ができ、今は今で楽しく仕事ができています。 普通はネットワークを極める方向になりそうなものですが、私にとっては学生時代から続く因縁のようなものだったんだと思います。

今、CCIEを目指そうか悩んでいる方へ。 この試験は、多大な労力・時間・お金の投資を必要とします。 家族や仲間との大切な時間も失うことになるでしょう。 気軽に始めない方が良いです。 始める覚悟より、積み上げて来たものを捨てて諦める方が大変だからです。 無事に合格できても、合格後は2年に一度の更新が待っています。 自分にとって継続的に必要な資格かどうか、一度立ち止まって考えてみることをおすすめします。

今、CCIEを目指して受験勉強をされている方へ。 私が同じCCIEホルダーに対し信頼を置いている点が2つあります。 技術力と、メンタルの強さです。 合格するまで心が折れることが何回もあるでしょう。 でも、殴り続ければいつかは必ず勝てます。 長くて真っ暗なトンネルですが、抜ければきっと明るい世界が待っています。